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2008年03月13日

企画を終えてA

お久しぶりです、斎藤です。

ブログを再開したのに半年も放置してしまいました・・・。
いやぁ、色んなことが忙しくて、すみません。

で、3月13日にまた密かにアップ。

前回は感謝の言葉を述べさせていただきました。

今回からは様々な苦労、裏話などを書こうと思います。


Vampire Killerは日本から役者を二名連れて行き、
台湾の役者四名を現地で加え、台湾で創作した作品です。

海外で共同創作をする場合、問題なのは言葉の壁です。

企画として台湾、日本で上演する事が決まっていたため、
どちらの国で上演しても理解できる作品でないといけません。

お互いの言葉を英語にして上演する事も考えました。
字幕を入れて、台湾、日本ともにフォローしようか?という話にもなりました。

しかし、Afro13には2004年にイギリスのエジンバラでほぼ日本語のみ(2割ほど英語を使用)の作品を上演し、
言葉ではなく、その場の空気などを上手く使い、お客さんに理解してもらう方法論を確立してました。
なので、字幕や英語に頼るのではなく、演劇の武器である「ライブ感」を最大限に活かした方法を考えました。

そこで考えついたのが、台湾の役者は台湾語をしゃべり、日本の役者は日本語をしゃべる「バイリンガルライブ」でした。

さらに物語の設定をうまく創れば、言葉の違う者同士の会話も成り立たせれる事ができ、
観ているお客さんにも十分伝えれる事ができると確信しました。

そして、そうやって作品を創っていく過程は、まさに自分達が台湾のみんなとコミュニケーションを取ろうとすることそのものであり、
実体験からくる架空の世界でのコミュニケーションの創作となったのです。

しかし、言葉の壁というのは想像以上に超えがたい、とも思いました。
日常レベルのコミュニケーションなら言葉というものはそんなに重要ではないかもしれません。
が、より込み入った会話を展開するにはやはり言葉の壁、生活環境の違いなどが足をひっぱりました。

posted by Afro13 at 10:10| Comment(1) | TrackBack(5) | Producer's Note | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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